廃サロンで手に取るCD

ブックオフ・図書館・TSUTAYAなど「文化の墓場としてのサロン」で入手してきたCDを紹介します。

廃サロンについて

年甲斐もなくブログを始めてしまいました、ながいです。これから暫く「廃サロン」で手に入れてきたCDについて軽いコラムを書いていきたいと思います。

 

まず「廃サロン」とはなんだ、という話になるかと思います。私もそう思う。そんな言葉はない。というか今考えました。

文化の集積所としては余りにオープンな場であるが故、いつしか俗物・メジャーの中に綺羅星が埋もれてしまっている場を「廃サロン」と呼ぶことにします。具体的にはブックオフ・図書館・TSUTAYA駿河屋etc.。普段私はこのような場所やサイトでCDを掘り漁っております。

暇さえあれば図書館のサイトで所蔵CDを調べて予約。休みの日にはいの一番に予約した10枚程度のCDを受け取り、ついでにブックオフTSUTAYAのCDコーナーを物色。駿河屋ではCDだけでなく安っすいVHSをちょくちょくチェック。日々こんなん。アホですね。

しかし「ジャケットが変わってる」や「ネットに一切情報がない」などの理由で興味をもち、そのような場所でCDを手に取り聴いてみると、それらがどんなメジャー音楽にも勝るエネルギーを秘めていることもしばしば。このような発掘に喜びを見出だせることのなんと幸せなことか。ハズレも多い作業ですが、その分大当たりを引いたときの悦の入り方は尋常でないです。

 

そのようにして手に入れてきたCDを、音楽の専門的知識の殆ど無い身からの観点で紹介していこう、というのが本コラムの趣旨です。専門用語よりかは「聴いたときの感覚」を重んじて、その雰囲気を伝えられるような文章にしていきたいです。anouta様による「トレンディ歌謡」(http://anouta-jp.tumblr.com/)や柴崎祐二様による「肴は炙ったイカでいい」(http://shibasakiyuji.hatenablog.com/entry/2019/02/10/014400)等、普段参考にさせていただいているブログは数多くありますが、なるべくそちらでは紹介されていない作品を取り上げていきたいと思います。

 

渋谷のブックオフ跡地がGUに成り下がってしまった今、このようなブログに意味があるのか否か、そんなことを全く気にせずに書いていくつもりです。よろしくお願いいたします。


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↑近所のブックオフでございます。