廃サロンで手に取るCD

ブックオフ・図書館・TSUTAYAなど「文化の墓場としてのサロン」で入手してきたCDを紹介します。

第8回 彩裕季「Heartstrings」

彩裕季「Heartstrings」 ポリドール POCH-1274 今回ご紹介するアルバムは、言うなれば「玉虫色、またはカメレオン柄に飾り立てられたアルバム」です。軽く流し聴くと単調な作集にも思えるのですが、聴く角度や曲ごとのアレンジによって幾つもの異なる印象が…

第7回 WINK「Para Para Wink !」

ご存知の方も多いかと思いますが、WINKが今年で結成30周年だそうです。相田翔子と鈴木早智子により1989年に結成されて以降、「淋しい熱帯魚」「愛が止まらない~turn it into love~」を始めとする大ヒット曲を次々連発したWINK。主にハイエナジー調にアレン…

第6.5回 浜田翔子「はましょー☆あるばむ~お手当てしましょーこ~」

急に被害妄想的になりますが、ディグにハズレは付き物です。といっても高額盤を直感で買うことはまずないので、残念感も弱いです。むしろ笑っちゃうくらいのハズレを引くと嬉しくなることもしばしば。いや、ハズレなんで全然聴きませんけどね。今回は番外編…

中級な収穫まとめ その1

図書館やブックオフなどの廃サロンから帰ると、自宅の一角に↑のようなスペースができてしまうのが悩みです。ここではそんな「死の山脈」における平野、つまり「一本のコラムにするほどでもないけれどなかなか良盤だったCD」を、最近入手したものを中心に軽盛…

第6回 ザ・マイクハナサーズ「ザ・マイクハナサーズBEST Ⅰ」

ザ・マイクハナサーズ「ザ・マイクハナサーズBEST Ⅰ 」 ソニー・ミュージックレコーズ 音楽に対して捻れた感情を抱いていると、どうしてもどメジャーなアーティストや楽曲から目、というか耳を背ける癖が付きがちです。職場のラジオで、はたまた自宅のテレビ…

番外編 沢田研二の90年代ジャケが最高すぎる

反駁に及ばない大スター。そんな言葉を聞いて、皆様は誰を思い浮かべますか。私はジュリーこと沢田研二を思い浮かべます。GSグループ「ザ・ダイガース」で華々しくデビューし、先日亡くなったショーケンこと萩原健一らとのロックバンド「PYG」を経てソロに転…

第5回 岡部東子「STAY THE SUN」

岡部東子「STAY THE SUN」 プラッツ P28K-11 アルバムの曲全てが、殆ど同じような風景・画を想起させてくることがよくあります。それには、楽曲毎のグラデーションの変化が大きくない、つまり変化・緩急に乏しいから、はたまたボーカルがあまりに特徴的だか…

第4回 HAL FROM APOLLO '69「Pyramid Of Venus」

HAL FROM APOLLO '69「Pyramid Of Venus」 スイート・スプエスト! TOCT8546 こんにちは。なんだか予想外に沢山の方に見ていただけているぽくて。リツイートやいいね等有り難うございます。数多いらっしゃる先人の後追いなので色んな意味で追い付けやしない…

第3回 菊池桃子「ESCAPE from DIMENSION」

菊池桃子「ESCAPE from DIMENSION」 Vap – 80036-32 熱の籠った内はガンガン書いていきたいと思います。3回目にして菊池桃子を持ってきてしまいました。YouTubeで音源が聴けるとなるとこの辺が手堅いので。 本作、昨年ひとりで金沢に旅行へ行った際にブック…

第2回 シシリア「香港ハーバーライト」

シシリア「香港ハーバーライト」 ビクター / VICL-169 こちらも目黒区の図書館で入手。目黒区万能説。余談になりますが、目黒区図書館はマジで90年代前後のマニアック盤に強いです。TSUTAYAにもブックオフでも、サイトですら引っかからない希少盤がゴロゴロ…

第1回 「サロンミュージック」

「ヨーロピアン・モード・ミュージック・シリーズ・サロン・ミュージック」 release:アルファレコード その他詳細不明 「サロン」と銘打ったコラムなので「サロン」と名の付くCDから紹介したいと思います。 こちらのCD、最初は秋葉原のブックオフの500円コー…

廃サロンについて

年甲斐もなくブログを始めてしまいました、ながいです。これから暫く「廃サロン」で手に入れてきたCDについて軽いコラムを書いていきたいと思います。 まず「廃サロン」とはなんだ、という話になるかと思います。私もそう思う。そんな言葉はない。というか今…